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貿易統計(2026年7月)
2026年8月27日
投資助言部長 為替グループチーフアナリスト
溝上孝
財務省が8月20日に発表した7月の貿易統計によると、貿易収支は6345億円の赤字と3カ月連続の赤字となった。
輸出額は11兆5118億円と前年同月比で23.2%増加した。前年同月比での増加は11カ月連続。品目別では自動車(同19.5%増)や半導体等電子部品(49.1%増)が寄与した。輸入額は12兆1463億円と前年同月比で27.8%増加した。前年同月比での増加は6カ月連続。品目別では原粗油(同87.8%増)や半導体等電子部品(同79.7%増)が寄与した。なお、輸出額と輸入額はともに統計上比較可能な1979年1月以来最大となった。※グラフ1

中東への輸出額は3511億円と前年同月比で4.1%増加した。主要品目以外の「その他」が786億円と同103.7%増加したことが寄与した。また、中東からの輸入額は9948億円と前年同月比で11.9%増加した。原油及び粗油が8423億円と同20.7%増加したことが寄与した。但し、数量ベースでは7,182千キロリットルと前年同月比で32.8%減少しており、輸入単価の上昇が著しかったことが確認できる。なお、対中東の輸出入額は2026年4月を底に回復基調にある。※グラフ2

米国への輸出額は2兆909億円と前年同月比で22.0%増加した。自動車が5577億円と前年同月比で32.1%増加したことが寄与した。また、米国からの輸入額は1兆8105億円と前年同月比で58.0%増加した。原油及び粗油が5084億円と前年同月比で1489.2%増加したことが寄与した。数量ベースでも4,393千キロリットルと同814.5%と大幅に増加した。原油及び粗油の輸入金額に占める中東のシェアは2025年通年では93.7%、米国は3.8%であったが、2026年7月単月では中東は59.8%、米国は36.1%となっており、イラン戦争によるホルムズ海峡の封鎖を受けて中東へ依存していた原油調達を米国からの調達へ代替する動きが進んでいることが窺える。※グラフ3

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