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米国の小売売上高(2026年5月)

2026年6月24日

株式会社B.C.Aマネージメント

市場調査室 室長 チーフアナリスト

溝上孝

 

 米商務省国勢調査局(USCB)は6月17日に5月の小売売上高を発表した。

 

 小売売上高は季節調整済みで前月比0.9%増となり、市場予想の0.5%増を上回り、4カ月連続で前月を上回った。前年同月比は6.9%増と前月の4.8%増から伸びが加速した。トランプ政権による大型減税法の税還付効果もあり、イラン戦争の影響によるガソリン価格の上昇にもかかわらず、底堅い消費需要が示された。

 事業別では、ガソリンスタンドの売上高が価格上昇を反映して前月比3.4%増(前年同月比26.5%増)と大きく伸びた。その他、雑貨店(前月比2.3%増)、オンライン小売業者(同1.5%増)、自動車販売(同1.2%増)、家具店(同1.0%増)が売上を牽引した。一方で、家電・電子機器店(同0.5%減)、飲食店(0.1%減)の売上は奮わなかった。

 また、米国消費の基調的な強さを表し、国内総生産(GDP)を構成する個人消費支出(PCE)の財支出を計算する際に用いられる自動車販売、建築資材店、ガソリンスタンド、及び飲食店を除いたコア売上高(コントロールグループ)は前月比0.8%増と前月の0.5%増から伸びは加速した。

※本データは季節変動、祝日および営業日数の違いは調整済みであるが、価格変動(インフレ)は調整されていない。

※コア売上高の前月比伸び率は、USCBデータをもとに弊社が算出した。