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日銀による需給ギャップ推計方法の見直し

2026年4月7日

市場調査室 室長 チーフアナリスト

溝上孝

 日本銀行は、3月26日に需給ギャップと潜在成長率にていて推計方法の見直しを発表した。

 

 主な変更としては、➀資本稼働率について、使用するデータを数量ベースから付加価値ベースへと変更することで、製造業で発生していたとみられる下方バイアスを修正したほか、➁構造失業率については公的求人サービスから民間求人サービスへの近年のシフトを踏まえ、労働市場のミスマッチをより的確に捉えるよう推計方法を変更した。潜在成長率については、➂2020年基準のGDP・資本ストック統計を用いて算出したTFP成長率(全要素生産性上昇率)を用いて再推計を行った。

 これにより、旧推計法では2020年第2四半期から連続でマイナスになっていた需給ギャップが、新推計法では2022年第1四半期から連続でプラスになっていることが示された。なお、4月3日に公表された最新データによると2025年第4四半期の需給ギャップはプラス0.65%となり、需要超過幅は2025年第3四半期の0.53%から0.12%拡大したことが確認された。

 

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